takumikoブログ

読書日記や日々の考えたこと、自分の見る世界を文字として産み落としています。

エストニアでキャッスレス対応してもらえなくて自分のブロマイドを生産した話。

世界的にキャッシュレス化が進んでいると有名なエストニア共和国

夜行バスでサンペトロブルクからタリンに降り立った。

まずは何よりトイレに行きたい。

しかし、トイレの使用には30セントのコインが必要とのこと。

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結構緊急事態だったので、ユーロを持っていなかった私は、すぐにATMで20ユーロ下ろす。

しかし、出てきたのは20ユーロ札だ。

 

事が起こったのは朝5時半。チケット売り場もキオスクも閉まっている。開店は7時だ。1時間半も待てる余裕はない。

待合の人に小銭と交換してくれないかと頼むが、20ユーロが大きすぎる。誰も替えれない。

ロシア人らしき人にルーブルコインとユーロを替えてくれないかと頼むが、ここはエストニア。誰もルーブルなんて欲しくない。

外に出て周りを見回ったが、こんな朝早くから開いている店はない。もちろん公衆トイレもない。絶望的だ。

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まだ朝と呼べない暗さ。しかも吹雪。


6時、キオスクが品入れの為に少し開いていたので、営業時間前を承知で、声をかけてみる。案の定、開店前だから出ていけ、と一点張り。

しかし、こちらも緊急事態なのだ。話を聞いてくれと懇願する。

英語が分からないのもあって、おばちゃんも焦り、最終的に声を上げて怒られる。

結局コインには替えてもらえない。周りの待合客の目線が痛い。涙が出る。

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どうして、トイレ如きが使えないのか。エストニアはキャッシュレス社会じゃなかったのか。

そんなとき、希望の光が。

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ロシアでもよく見かけた、即席のプリントマシーン

インスタグラム等から写真を選んで印刷できる。

「誰がこんなところで写真印刷したいねん」ちょっと小馬鹿にしていたけれど、よく見ると、お札の入り口があるではないか。

写真1枚1ユーロ、印刷は2枚から可能。
もちろん写真なんて欲しくない。

けれど、今は非常事態。コインが手に入るなら、もう何でもいい。繰り返すが、緊急事態なのだ

 寝不足の重い頭と、ギュルギュル唸るお腹を抱えた私は決断した。

20ユーロ札を恐る恐る差し込む。
インスタグラムIDを入れる。
8つしかない投稿から、手早く、2枚を選ぶ。
印刷する。


機械の音がいちいち大きい。
静まり返った早朝、寝ている人も多い。
周りの視線が痛い。恥ずかしい。
ガラガラと2ユーロコインが溢れ出る。

 

ついに、ついに、手に入れた!お腹は爆発しそうだ。

むしり取るように、写真を掴み、走る。


こうして、2枚のキラキラなブロマイドがここにある。


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1枚1ユーロでいかがでしょうか?

 

 

 

P.S.

みなさま、北欧各国はキャッシュレス化が進んでいると有名ですが、もちろん100%ではございません。緊急時に備えて、小銭を含むいくらかの現金を持ち歩くことをお勧めいたします。

ちなみに、後日、スウェーデンを訪れた友人は、スウェーデンでは上のようなトイレでもキャッシュレスだったよ、と情報が入りました。スウェーデン行きたい。。